ヘビーで悲しくて涙腺崩壊する2巻

衝撃の展開

涙腺崩壊するほどの衝撃作という2巻は、どのような内容になっているのでしょうか。 親なるもの断崖の1巻がひたすら苦しい内容の話であることから、誰もがこの先も病苦で悲惨なものなのだろうと、考えたことでしょう。
実際に描写される内容もかなり重くヘビーなものになっています。
しかし、これが1巻とは違い、遊郭で働く女たちの苦しい日々が細かく描かれているわけではないのです。 曽根富美子の2巻の主な内容は、中心は梅の子供の話になります。 梅は、戦争を推し勧めていた当時の日本では、絶対に言えないタブーとされていた考えを持っている医師と恋に落ちます。 幕西遊郭で働く、女郎から一転、金持ちの男と駆け落ちをした女へと、一転するのです。 この時代、金持ちの男と駆け落ちをして、女郎をやめてしまうということは、一緒に居る他の女郎たちからすれば、すごく羨ましいことで、また、それは妬ましいことなのです。 これが女郎である、他の姉妹も同じことや裏切りの気持ちを持ってしまったに違いないでしょう。 ひねくれた考えを持ってしまうことには、この時代ならではものです。 こうした陰湿で絶対に抜け出すことができない、地獄のような過酷な労働があるからと、重ねていうことができます。 こういった、仕方がないという風潮や考えの中、一人で生きるのです。 梅は、周囲から嫌がらせや酷い扱いを人気の2巻では受けます。

2巻まで続けて読んで損はありません

導入だけでも悲しくなる2巻の主人公の気持ち

繰り返し何度も

後半の2巻でも、嫌がらせや酷い扱いを受けるシーンは、かなり過酷で、悲惨なものとなっています。 登場人物が発する、一言、一言も重たいものですので、刺さるものが多く、それによって苦しい気分になります。 そんな梅にもヒトトキの幸せは、訪れます。 駆け落ちをした、医師との間に、一人の娘を授かるのです。 親なるもの断崖の2巻は、実は、この梅の娘の話が大半となっています。
娘の名前は、道生。 道生は、国民学校に通います。
当時の日本の教育の揺るぎない思考であった、それは戦争の素晴らしさや男尊女卑、天皇陛下万歳などです。 いろいろと今の時代では、絶対に考えることができない、ここでは過激なものを教わります。 この教育の場面では、読み手である私たちが、違った意味でショッキングなものを受ける可能性があります。 かなり過激なワード、目を背けたくなってしまう日本の歴史などです。 これが痛いほどに考えたくはない、問題が描かれています。 平成の時代からは、想像もつかない、当時のことを改めて認識することができるともいえるでしょう。 この漫画の2巻は、人間に対しての苦しみ以外にも、日本という国が背負ってきた歴史に対しての苦しみも描かれています。 またいろいろな教育を受ける上で、道生は、いじめにあってしまいます。 そして、梅のことでのいじめはもちろん、殴られて失禁をする状況、真冬に走らされる場面などは、かなり暴力的で見ていることを辞めたいと思える程です。

いじめや暴力シーンもある2巻

感動する名言も飛び出す波乱万丈の2巻

重いテーマ

数多く世間に出回っているまんが王国のコミックの中でも、これほどまでにリアルな暴力の描写や苦しくなる子供への虐待的シーンは、なかなかないといえるでしょう。 しかしショッキングな展開でも、お構いなしに、がむしゃらに苦しい描写が描かれているものが、この2巻です。 言葉の重みや苦しいシーン、そんなものを見ていることができるでしょうか。 目を背けたくなる状況では、ありますが考えさせられることも多くあります。 響く名言のような言葉も多く出てきます。 また2巻でも道生については、ひたむきに前向きに強く生きる姿が心に響きます。
どんなに苦しいことを経験しても、道生は、本当の平和の意味を追求します。
中でも戦争を進める時代なのにも関わらず、「戦争はやめて」と、泣きながら訴える場面は、心が揺れます。 道生は、父のような平和に対しての思考を持つ、少女だからこそ、何をしても強く生きることができたのでしょう。 一生懸命に生きる彼女の姿は、本当に涙が溢れてしまいます ここでまた梅は、実は、道生が大きくなるにつれて、村人や周囲からの嫌がらせに耐えることができず、失踪してしまいます。 過去に愛した男もおり、近くで愛情をたくさん注げることができないのです。 そんな状況に耐えることができなかったのでしょう。 彼女の気持ちも理解すると、なおさらに親なるもの断崖の2巻を読みながら、感情が溢れてしまうことに違いないでしょう。

戦争と向き合うことができる2巻の最後


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